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Text File | 1992-02-03 | 23.9 KB | 219 lines | [TEXT/ttxt] |
- Adobe Photoshop™ 日本語版バージョン 2.0.1 リリースノート(1)
- Demo version
- 注意:Adobe Photoshop 日本語版補足マニュアル・バージョン 2.0.1 の最初に Adobe Photoshop 日本語版バージョン 2.0.1 の起動についての説明があります。ユーザガイド、チュートリアルマニュアルに記述されている起動方法と違いますので注意してください。補足マニュアル・バージョン 2.0.1 に記述されている起動方法が、正しい起動手順になります。
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- □ マニュアルに記載されている主な日本語版の変更点について
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- 日本語フォントのサポート
- 縦書きの追加
- センタートンボの追加
- 日本語ビットマップフォントによるラベル印字機能の追加
- プラグインディスクに入っている内容が、英語版と違います。日本語版では、インストーラ形式になっていますので注意してください。
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- □ マニュアルに記載されていない主な日本語版の変更点について
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- 1 カスタムパターンウインドウとカスタムブラシウインドウ
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- Adobe Photoshop 日本語版 v2.01 では、複数のパターンやブラシを扱うために、ウインドウメニューにカスタムパターンとカスタムブラシが追加されています。このウインドウに4個までのパターンやブラシを置くことができます。また、ウインドウ上にある「保存...」と「読み込み...」ボタンを使って、選択中のパターンやブラシを保存、読み込むことができます。この時、ファイルメニューの「保存...」や「開く...」コマンドと同じファイル形式を使うことができます。例えば、ATM ディスクに入っている Adobe Illustrator(R) で作成された PostScript(R) パターンデータを使うこともできます。
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- カスタムパターンウインドウとカスタムブラシウインドウは、使用方法が同じですので、カスタムパターンウインドウを例にして説明します。
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- A)Adobe Photoshop 日本語版v2.01 を起動して、チュートリアルディスクの Flowers アートワークを開いておきます。
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- B)ウインドウメニューの「カスタムパターンの表示」を選ぶと、カスタムパターンウインドウが表示されます。最初の状態では、何もパターンは表示されません。
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- C)選択ツール(四角形)で画像の一部分を選択し、編集メニューの「パターンの定義」を選びます。
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- D)カスタムパターンウインドウ上に定義したパターンが表示されます。
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- E)C)と同様にして、幾つかのパターンを定義してみてください。カスタムパターンウインドウ上に定義していったパターンが表示されます。4つ目以降のパターンは、4つ目の登録エリアに登録されていきます。
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- カスタムパターンウインドウは、4つのパターン登録エリアを持っています。編集メニューの「パターンの定義」を使うと、優先的に空いている登録エリアにパターンを登録していきます。もし、空いているエリアがないときは、選択している登録エリアのパターンを消して、そこに新しいパターンを登録します。選択している登録エリアは、黒の線で囲まれています。
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- F)カスタムパターンウインドウの使いたいパターンの上でマウスボタンをクリックしてください。クリックしたパターン登録エリアが選択され、黒の線で囲まれます。
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- G)編集メニューの「塗りつぶし...」コマンドやスタンプツールを使って、選択したパターンで塗りつぶしができることを確認してください。「塗りつぶし...」コマンドやスタンプツールでパターンを使う方法については、ユーザガイドや補足マニュアルを参照してください。
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- H)パターンを保存したい場合には、保存したいパターンの登録エリアを選んでおいてから、「保存...」ボタンを押してください。ファイルメニューの「保存...」コマンドと同じダイアログが表示されます。使用方法も同じですから、使いたいファイル形式を選んで保存してください。
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- I)パターンを読み込みたい場合には、読み込むパターンを置くための登録エリアを選んでおいてから、「読み込み...」ボタンを押してください。ファイルメニューの「開く...」コマンドと同じダイアログが表示されます。使用方法も同じです。
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- J)カスタムパターンウインドウを消したいときは、ウインドウメニューの「カスタムパターンの消去」を選んでください。カスタムパターンウインドウが消えます。
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- 2 選択ツール(円形)のオプションダイアログにアンチエイリアシングをオン、オフするためのチェックボックスを追加しています。初期設定は、英語版と同じでオンになっています。
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- 3 コーナートンボ(断ち切りトンボ)の形を2重線に変更しています。
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- 4 環境設定の色分解の設定ダイアログの「BG(スミ版合成)」のポップアップメニューの内容が変わっています。詳しくは、この後で説明します。
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- 5 RGBモードでの Scitex CT フォーマットの保存....デモバージョンでは動作しません。
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- 通常の Scitex CT フォーマットは、CMYKの4版のデータを持っていますが、RGBモードで Scitex CT フォーマットを選択して保存すると、3版のデータしか持たない特別な Scitex CT フォーマットを作成します。このRGBの Scitex CT フォーマットは、サイテックス側で使える場合とそうでない場合があります。必ずCMYKとRGBのどちらを使うか印刷所に確認してください。一般的には、CMYKの4版のデータが必要ですから、画像モードを CMYK にした状態で、Scitex CT フォーマットを選択して保存してください。
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- Adobe Photoshop 日本語版 v1.07 では、RGBモードで Scitex CT フォーマットを選択して保存すると、ダイアログが表示され CMYK か RGB の選択ができるようになっていましたが、v2.01 では、このダイアログは、表示されませんので注意してください。RGB画像モードでは、RGBの Scitex CT フォーマットで保存するように変更されました。
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- 6 色校正用標準画像
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- 色校正用標準画像は、CMYK 画像の TIFF ファイル形式ではなく、CMYK 画像の Adobe JPEG ファイル形式に変更されました。色校正用標準画像を使う場合は、Adobe JPEG プラグを使って解凍してからお使いください。
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- 7 RGBTable.TIFF ファイル
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- RGBTable.TIFF ファイルは、v2.01 の補足マニュアルでは、キャリブレーションディスクに入っているように記述していますが、プラグインディスクに移動しましたので注意してください。プラグインディスクのプラグインフォルダインストーラに圧縮された状態入っていますから、解凍してからお使いください。
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- 8 東洋インキのインキ情報について
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- 環境設定のインキ設定ダイアログに東洋インキ製造株式会社より提供していただいた日本での東洋インキ社のインキ情報を追加しています。Adobe Photoshop 日本語版v2.01 の初期値は、「東洋インキ(コート紙)」に変更されているので注意してください。Toyo (USA) のインキ情報も東洋インキ社のデータですが、これは、アメリカで印刷されたものを測定したもので、紙質の違いなどから、多少の差があるようです。日本で印刷する場合は、使用する紙によって、「東洋インキ(コート紙)」、「東洋インキ(上質紙)」、「東洋インキ(新聞紙)」の中からを選んで使ってください。東洋インキ社以外のインキについては、測定値を入手されるか、東洋インキ社のインキ情報で代用してください。インキ設定ダイアログで入力するインキの情報やドットゲイン値は、各印刷所や使用する紙により変ります。最もよいのは、使用する印刷所での測定値を入手することです。
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- 9 サンプルプラグインの追加 ....デモバージョンでは動作しません。
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- エプソン社の GT-4000/6000 用のプラグイン、キャノン社のピクセルディオ/エポ用のプラグイン、NEC PC-9800 シリーズ用のグラフィックソフト ART-V 用のサンプルプラグインを追加しています。各プラグインについては、プラグインディスクに入っている説明を参照してください。説明は、この補足マニュアルと同じ TeachText で作成されていますが、図を貼り付けてありますので、漢字Talk に付属している日本語版の TeachTextのバージョン 1.2 以上を使って開いてください。英語版の TeachText では、正しく図を表示できません。
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- □ 縦書きについて
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- Adobe Photoshop 日本語版は、縦書きの表示を行うことができますが、句読点などの縦書き専用の文字に対応していないフォントを使った場合には、それらの文字を正しく表示できませんので、注意してください。漢字Talk 6.0シリーズに付属の細明朝体、中ゴシック体は、縦書き専用の文字を持っていますので問題ありませんが、Osaka、Kyoto や等幅明朝、等幅ゴシックなどは、縦書き専用の文字を持っていませんので、句読点等を正しく表示できません。Osaka、Kyoto については、縦書き専用の文字データを「 Osaka / Kyoto LV 」フォルダに用意していますので、それらをシステムフォルダにドラッグコピーしてお使いください。「 Osaka / Kyoto LV 」フォルダは、プラグインディスクのプラグインフォルダインストーラに圧縮された状態入っていますので、v2.01 の補足マニュアル(「Adobe Photoshop 日本語版バージョン 2.01 の起動」)に従って解凍してから、お使いください。
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- 1 v2.01 の補足マニュアルに従ってプラグインフォルダインストーラを使いプラグインフォルダをインストールします。
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- 2 プラグインフォルダをダブルクリックして、フォルダを開きます。
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- 3 プラグインフォルダの中の「 Oska / Kyoto LV 」フォルダをダブルクリックして、フォルダを開きます。
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- 4 「 Oska / Kyoto LV 」フォルダには、Osaka 12 LV、Osaka 16 LV、Kyoto 24 LV の3つのファイルが入っています。3つのファイルをシステムフォルダにドラッグコピーします。
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- 5 Macintosh™ をリスタートし、Adobe Photoshop を起動します。
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- これで、Osaka、Kyoto の縦書きでも句読点等が正しく表示されます。
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- □ 4色分解とスミ版合成について
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- 4色分解する場合のスミ版の作り方が、日本とアメリカで違います。アメリカでは、シャドウの部分を黒のインキで表現していく方法が主流です。これは、メリハリがはっきりする代わりに微妙なシャドウをつぶす傾向があります。逆に日本では、シャドウの部分を黒のインキを押えてシアン、マゼンタ、イエローのインキも重ねて表現していく方法が主流です。この方法では微妙なシャドウを表現できますが、正確に黒く表現するのが難しくなり、また、インキの使用量の増加に伴いコストも増加するというマイナス面もあります。これら2つの方法は、どちらが良い、悪いの問題ではなく、2つの国での好みの違いの問題だと言われています。
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- Adobe Photoshop は、基本的にアメリカで主流の製版方法を考えた4色分解を行ないます。Adobe Photoshop 英語版の「BG(スミ版合成)」のポップアップメニューで表示される項目は、全てアメリカで主流の製版方法です(なしと最大は、どちらの製版方法でも同じ結果となります)。日本語版では、英語版での None、Light、Medium、Heavy、Maximum を、なし、アクロマチック(軟調)、アクロマチック(標準)、アクロマチック(硬調)、アクロマチック(最大)としています。また、これに加えて日本の4色分解製版用に新たなBGカーブ(ブラックジェネレーション・カーブ)を用意し、標準としています。Adobe Photoshop 日本語版の初期設定は、標準になっています。
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- 4色分解処理は、Adobe Photoshop 内部での指定以外にも、使うイメージセッタやフィルムの種類、現像液、インキ、紙、印刷所、気温や湿度、そして使う人の好みなどの様々な要因による影響を受けます。4色分解は、テクノロジーの問題であると共に、アートの問題でもあるため、絶対的なものは存在しません。今回、日本語版に用意したデータも標準データと呼んでいますが、絶対的なものではありません。これを参考として、使う人の環境に合わせてカスタマイズする必要があるかもしれません。BGカーブの作成と設定については、v2.0 および v2.01 の補足マニュアルを参照してください。
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- Adobe Photoshop 日本語版v2.01 のブラックジェネレーション・カーブは、日本語版v1.07 と違いますので注意してください。日本語版v1.07 のほうが、v2.01 よりもスケルトンな墨版を作成します。もし、日本語版v1.07 と同じ結果を得たい場合には、プラグインフォルダに入っている PS1.07J BG データを使ってください。このデータは、v2.01 補足マニュアルの「Photoshop 日本語版以外のプログラムで色分解テーブルを作成する」に従って作成されたものです。使用方法については、v2.00 補足マニュアルを参照してください。
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- □ EPSファイルで保存する場合の注意点....デモバージョンでは保存できません。
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- Adobe Photoshop のアートワークをEPSファイルとして保存する場合には、以下のようなことに注意してください。
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- ◇ アスキーデータ形式とバイナリーデータ形式の違い
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- EPSファイルの Postscript のデータは、基本的には普通のテキストデータであるため、ワープロや TeachText などで開くことができます。
- アスキーデータ形式を選んだ場合には、アートワークのデータを16進数の文字列として保存していきます。アスキーデータ形式は、EPSファイルの規格に則っていますから、Aldus(R) PageMaker(R) や Adobe Illustrator などの他のアプリケーションで問題なく使えます。
- バイナリーデータ形式は、アートワークのデータをそのまま保存するので、アスキーデータ形式に比べて2分の1の容量で済み、プリント速度も向上します。しかし、EPSファイルの規格から外れてしまうので、他のアプリケーションで使う場合に問題が発生することがあります。例えば、Aldus PageMaker は、バイナリーデータ形式のEPSファイルを扱うことができません。Adobe Illustrator 日本語版では、配置するのは問題ありませんが、バイナリーデータ形式のEPSファイルを配置したアートワークを「他のアプリケーション用のEPSファイルを含む」機能を使って保存を行うと、そのファイルを再び Adobe Illustrator で開くことができなくなります。「他のアプリケーション用のEPSファイルを含む」機能を使わなければ問題ありません。
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- アスキーデータ形式は、リスクは低いがファイルが大きく(プリント速度が遅く)なり、バイナリーデータ形式は、リスクは高いがファイルが小さく(プリント速度が早く)なります。もし、作成したEPSファイルがどのように流用されるかわからない場合は、アスキーデータ形式を使うことをお勧めします。
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- ◇ 「ハーフトーンスクリーン情報を含む」について
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- このオプションをチェックしておくと、Adobe Photoshop の用紙設定のハーフトーンスクリーンで設定した情報がEPSファイルに記録されます。例えば、Quark(R) XPress™ などに貼り込んだ場合でも Quark XPress のハーフトーン設定ではなく、Photoshop で設定しておいたハーフトーンスクリーン情報でプリントされるので、文字は133線で画像だけ150線といったことが行えます。しかし、適切なハーフトーンスクリーン設定を行わずにこのオプションを使ってしまった場合には、正しくプリントされないことになるので注意してください。Adobe Phooshop の用紙設定のハーフトーンスクリーンの初期設定は、53線ですので、そのままで「ハーフトーンスクリーン情報を含む」オプションを使ってしまうと53線の荒い画像としてプリントされてしまいます。ハーフトーンスクリーンの設定値は、プリントに用いるレーザイメージセッタなどに合わせて決める必要があります。使われるプリントショップ、DTPショップ側と予め打ち合せをおこなっておくことをお勧めします。
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- ◇ 「DTPソフト用の色分解(DCS形式:5ファイル作成)」について
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- このオプションは、DTPアプリケーションなどで4色分解されたEPS画像ファイルを扱うために提唱された規格に沿ったEPSファイルを出力します。この規格は、最近では、DCS 形式と呼ばれるようになりました。
- DCS 形式は、比較的新しいものなので、サポートしていないソフトウェアもあります。Quark XPress 2.01J や 2.0.2J は、このオプションを使って作成したファイルを扱うことができます。Adobe Illustrator に付属している Adobe Separator では、バージョン 2.0 では、この規格をサポートしていませんが、バージョン 3.0 は、サポートしています。Adobe Illustrator 日本語版に付属しているのは、Adobe Separator 2.0J3 ですので、Adobe Photoshop で作成したアートワークを Adobe Illustrator に配置して4色分解する場合には、このオプションを使わないでください。このオプションを使わなくても画像モードを CMYK モードにして作成されたEPSファイルであれば、Adobe Separator は、それを正しく4色分解します。
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- 注意:Adobe Illustrator で「他のアプリケーション用のEPSファイルを含む」機能を使って保存したアートワークを Adobe Separator 3.0 で色分解すると、カラーカンプ用に用意されている低解像度のデータを優先的に処理するので、品質が落ちることがあります。「DTPソフト用の色分解(DCS形式:5ファイル作成)」で作成したアートワークを Adobe Illustrator に配置して Adobe Separator 3.0 で4色分解する場合は、「他のアプリケーション用のEPSファイルを含む」機能を使わないでください。
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- ◇ ダブルトーンとDTPアプリケーションについて
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- 補足マニュアルなどの説明には、ダブルトーンで設定したカスタムカラーの名前が、使用する Quark XPress や PageMaker などのDTPアプリケーションで使用されている名前と正確に一致しなければ、正しく分版されないとの記述がありますが、これは、使用するアプリケーションやそのバージョンによって異なることがあるので、注意してください。低解像度のポストスクリプト・プリンタなどを使って、最終出力に使用するのと同じバージョンのアプリケーションでの出力テストを行っておくことをお薦めします。
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- □ 画像モードの変換について
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- RGBからCMYK、もう一度RGBへ画像モードを変換した場合に元のカラーと変換された後のカラーが違うことがあります。これは、RGBカラーモデルとCMYKカラーモデルの違いからくるものです。RGBカラーモデルとCMYKカラーモデルで表現できるカラー空間は同一ではありません。二つのカラーモデルが重なっている領域は限られています。RGBカラーで指定された色でCMYKで表現できないものは、CMYKで表現できるカラーの中で似ている色に置き換えられます。カラーピッカー・ダイアログで!マークの付いた三角形マークが表示されていた場合は、その色はCMYKカラーモデルに存在しない色です。三角形マークをクリックするとCMYKでの近い色に置き換えられます。また、この問題以外にも4色分解のスミ版を作成するためにUCRやUCAによる補正やインキ量の制限による補正などの各種の数値変換が加わりますので、RGBからCMYKへ変換された色を元のRGB色へ逆変換することができません。最終的にプリントしたり、EPSや Scitex CT フォーマットで保存するためにCMYKモードへ変換する前に、オリジナルとなるRGBモードでのアートワークを保存しておいてください。CMYKに変換したアートワークをRGBモードに戻して修正を加えるより、保存しておいたRGBモードのアートワークを使うほうが良い結果が得られます。
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- Adobe Photoshop 日本語版バージョン 2.0.1 リリースノート(2)
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- 注意事項
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- 1. Photoshop 日本語版の仮想記憶
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- Photoshop 日本語版 1.0.7 では、仮想記憶に使用するハードディスクは、Photoshop 日本語版のプレファレンスファイル(PS Prefs)の場所によって決定されましたが、バージョン 2.0.1 ではファイルメニューの環境設定サブメニューにある仮想記憶ダイアログボックスで仮想記憶用ディスクを指定することができます。初期設定では、仮想記憶用ディスクは起動ボリュームになっています。
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- 2. ビデオカードの問題
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- SuperMac 社製のビデオカードによっては、Photoshop 日本語 版を使用したときに階調補正ダイアログボックスのグラフや定規の点が表示されないなどの問題が起こることがあります。その場合には、QuickDraw™ acceleration をオフにするか、ビデオカードの購入先に問い合わせて ROM のアップグレードを行ってください。
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- 3. ダブルトーンの製版
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- Photoshop 日本語版のダブルトーン画像をページレイアウトま たはグラフィックスのアプリケーションに配置する場合には、Photoshop 日本語版で 使用した PANTONE(R) またはカスタムカラー名と、画像を配置するアプリケーション での対応カラー名が同一である必要があります。これらの2つのアプリケーション でのカラー名が異なっている場合には、そのファイルを Photoshop 日本語版でもう 一度開き、ダブルトーンのオプションダイアログボックスで画像配置先のアプリケ ーションと一致するようにカラー名を変更してください。
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- 注意:一般的には、カラー名が同一であることが必要なのですが、使用するアプリケーションやそのバージョンによっては、状況が異なることがあるので、注意してください。低解像度のポストスクリプト・プリンタなどを使って、最終出力に使用するのと同じバージョンのアプリケーションでの出力テストを行っておくことをお薦めします。
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- 4. プラグイン・モジュールと使用環境
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- 逆光フィルタは、数値演算コ・プロセッサ(FPU)と 32bits QuickDraw が搭載された Macintosh でしか使用できませんので注意してください。また、アンチエイリアシングPICT プラグも 32bits QuickDraw が搭載された Macintosh でしか使用できません。
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- Adobe Photoshop 英語版 v2.0 の「放射状に移動...」、 「 波紋... 」、「 回転... 」、「 ジグザグ... 」、「 波形... 」、「 球面... 」のフィルタが、68000 の CPU を搭載した Macintosh で動作しませんでしたが、英語版、日本語版共に v2.01 では、68000 の CPU を搭載した Macintosh でも動作します。英語版のフィルタを混在して使う場合には、注意してください。
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- 5. クリッピングパス
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- 作成したクリッピングパスが複雑すぎると、リミットチェック エラーなどのようなプリンタエラーが起こることがあります。その場合には、EPS 保存ダイアログボックスで[ 平滑度( フラットネス )]の設定を高くするか、ま たはパス上のコントロールポイントを減らすことによって、クリッピングパスを調 整してください。クリッピングパスを含んだ EPS イメージをページレイアウトやグ ラフィックスのアプリケーションに配置したあとで、回転したり変形したりするこ とはあまりお勧めできません。この操作を行うと、プリント時間が長引いたり、プ リンタエラーが起こる場合もあります。
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- 6. Adobe JPEG 圧縮プラグと PicturePress ....デモバージョンでは動作しません。
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- Adobe JPEG 圧縮プラグを使用して生成した ファイルは、通常 Storm Technology 社製の PicturePress バージョン2アプリケーショ ンやプラグインモジュールで作成した RGB やグレースケールファイルと互換性が ありますが、PicturePress 2.0 では、CMYK 形式の JPEG ファイルを読むことができ ません。今後アドビシステムズ社では、Storm Technology 社と協力して、両社の製 品の完全な互換性を目指していく方針です。Storm プラグインモジュールと PicturePress 製品用の StormCard アクセレレータの詳細については、下記までお問い 合わせください。
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- Storm Technology
- 1101 San Antonio Rd, Suite 101
- Mountain View, CA 94043
- 415-691-1111
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- 7. 色分解とカラーテーブル
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- Photoshop 日本語版の以前のバージョンでは、高いドット ゲイン値を指定すると、正確なカラーテーブルが作成されませんでしたが、 Photoshop 日本語版 2.0.1 では、以前のプログラムで作成されたカラーテーブルは認 識されず、新たにカラーテーブルが再構築されます。カスタムカラーテーブルの作 成や使用方法については、『 Photoshop 日本語版補足マニュアルバージョン 2.0.1 』 を参照してください。
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- 8. HQS スクリーン
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- Photoshop 日本語版の以前のバージョンでは、Linotype-Hell 社製の イメージセッタで使用できる HQS スクリーンを使用することができませんでしたが、 バージョン 2.0.1 では、プログラムのハーフトーン・スクリーンダイアログボックスで Linotype-Hell 社推奨のスクリーンの設定値を入力することによってこれらのス クリーンを使用することができるようになりました。ファイルを EPS 形式で保存 して、ページレイアウトアプリケーションからプリントする場合には、EPS のオプ ションダイアログボックスで[ ハーフトーン・スクリーンを含む ]オプションを指 定してください。HQS スクリーンの詳細については、下記にお問い合わせください。
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- Linotype-Hell Company
- 425 Oser Ave
- Hauppauge, NY 11788
- 1-800-633-1900
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- 9. RADIUS PIVOT
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- モノクロの Radius Pivot モニタによっては、PICT Resource プラグインモジュールを使用すると、システムの動作が停止する場合があります。
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- サードパーティソフトウェア
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- プラグインディスクに入っているサードパーティソフトウェア フォルダには、アドビシステムズ社以外の製造元によって開発されたソフトウェアが含まれています。サードパーティ社製のソフトウェアは、アドビシステムズ社の品質基準管理外にあるため、これらのソフトウェアに関する質問に関しては、該当するソフトウェア取り扱い店のテクニカルサポート部門にお問い合わせください。
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- Andromeda フォルダには、Andromeda Software 社製のプラグインフィルタが入っています。Andromeda Software 社製のソフトウェアについては、下記にお問い合わせください。
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- Andromeda Software
- 849 Old Farm Road
- Thousand Oaks, California 91360
- 805-379-4109
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- Switch-A-Roo フォルダには、Switch-A-Roo Fキーが入っています。このユーティリティを使用すると、8ビットと 24 ビットのように異なる2つのビデオディスプレイモードを素早く切り替えることができます。Switch-A-Roo のプログラムは、Bill Steinberg 氏によって開発されました。このユーティリティの使用説明書は、Switch-A-Roo フォルダのテキストファイルに収められています。
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- Aldus Gallery Effects フォルダには、「 Gallery Effects Volume I: Classic Art 」に含まれている 16 の Gallery Effects フィルタの1つである Water Color (水彩絵の具)フィルタが入っています。その他の製品については、このフォルダ中の README ファイルをお読みください。Aldus Gallery Effects の詳細については、下記にお問い合わせください。
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- Aldus Corporation
- Product Information
- 411 First Avenue South
- Seattle, Washington, 98104
- 208-628-2320
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- アキュレートスクリーンについて
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- Photoshop 日本語版のハーフトーン・スクリーン ダイアログボックスで[ アキュレートスクリーン( 正確なスクリーン角度を使う )]オプションを指定すると、ハーフトーン画像の画質が著しく向上します。アキュレートスクリーン技術は、ポストスクリプト言語の新しい拡張機能に組み込まれているもので、これにより正確なスクリーン角度を使用することができます。アキュレートスクリーンを使用するには、このオプションに対応したエメラルドポストスクリプト インタープリタを搭載したポストスクリプトレベル2プリンタまたはイメージセッタが必要です。使用中のイメージセッタがこの機能に対応しているかどうか確認するには、出力装置の製造元にお問い合わせください。
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- 使用中の出力装置がアキュレートスクリーン技術に対応していない場合には、このオプションは指定しないでください。その場合には、画質の向上はみられません。また、自動設定ボタンによる最適なスクリーン角度や線数の自動的設定もできません。アキュレートスクリーン対応の出力装置を使用していて自動設定ボタンによるスクリーン角度や線数の自動設定を行うためには、必ずハーフトーン・スクリーン ダイアログボックスでの[ アキュレートスクリーン( 正確なスクリーン角度を使う )]オプションを指定してください。
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- 使用中の出力装置がアキュレートスクリーン技術に対応可能である場合には、出力装置の製造元に問い合わせて、そのイメージセッタの最適なスクリーン角度とスクリーン線数を確認することをお勧めします。アキュレートスクリーンは、理論ではどのスクリーン角度と線数を使用しても画質を高めることができますが、最良の出力結果とプリント時間の効率を得るためには、特定のスクリーン角度と線数を使用する必要があります。この最適な設定値は、出力装置特有のシステム構成によって異なり、出力装置の製造元で入手できるようになっています。
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- PostScript および Adobe Illustrator は、日本、米国、各国で登録された Adobe Systems Incorporated の商標です。ATM および Adobe Photoshop は米国および各国で登録された Adobe Systems Incorporated の商標です。Macintosh、漢字Talk、QuickDraw は、Apple Computer, Inc. の商標です。Aldus および PageMaker は、Aldus Corporation の登録商標です。Quark XPress は、Quark, Inc. の商標です。*Pantone, Inc. のカラー再現およびカラー再現材料のための承認基準の商標です。その他のブランド名または製品名は、それらの所有者の商標または登録商標です。
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